管理人です。
楽天の3980円以上送料無料問題。そして公正取引委員会に介入されていますが、
ようは楽天のミキティがアマゾンとの戦いに焦っているとの観測が流れていますが、
時既に遅しで、戦ってはダメな相手です。
敵わないレベルにまで相手(アマゾン)が成長しています。
現在、Amazonの事業規模は売上高30兆円、利益1.5兆円です。
この段階で売上で23倍、利益11倍程度の差が有ります。(*今期は楽天は赤字でした。)
また日本市場のAmazonの占める比率も実はまだ低く、米本社は本気で日本市場の拡大を狙っています。
日本より市場規模の小さいドイツでのAmazon売上は222億ドル。
イギリスは175億ドルに達しています。
それとの比較で日本は160億ドル。
人口比と市場規模見たらペゾスは不満でしょう(苦笑
逆に楽天が頑張っているとも言えますが、Amazonは少なくても+50億ドルの上積みは狙っています。
また全世界で言うと海外事業は実は赤字運営です。
物流投資含めて管理費に非常にお金が掛かっているので投資フェーズなんです。
では1.5兆の利益はどこから来ているかと言えば本国の米国事業。
それとクラウド事業です。米国でも暫く赤字でしたが、軌道にのって本格的に利益収穫期に入りました。
海外事業も投資が終了して利益収穫期に入ったらより凄まじいと思います。
利益2兆円は時間の問題でしょう。
既に「勝ち方」を知っているので淡々と事業を拡大すれば良いだけです。
この単純明快なルーチンのような事業拡大が非常に怖い。
一旦基本システムが出来上がると強いのはこういう事です。
そうすれば益々、あらゆる投資機会で後れを取りますので楽天が挽回出来るチャンスは限られてきます。
早々に楽天モバイルを成功させ、利益を数千億の段階に持って行かないと厳しいです。
ただ、それも厳しいのは楽天モバイルは「価格の安さ」でシェアを取ろうとしています。
必然的に期待出来る利益は少ない。
恐らく、恒常的に数百億円の利益を上げるのも時間掛かるでしょう。(モバイル部門で)
また楽天の評価されない部分で株価が低い根本原因の一つが海外事業で何一つ勝っていない事。
楽天市場モデルを各国で展開しようと奮闘しましたが、殆ど全て失敗しています。
成功してるのは日本国内しかない。
Amazonも現段階では海外事業は赤字ですが、それは失敗と言うより投資段階だから。
と事情が異なります。売上そのものはそれぞれの国で何兆円という規模を誇っています。
楽天モバイルを成功させ、それとショッピングや金融を融合。
その成功モデルでアジアを席捲でもしない限り対アマゾンは無理でしょう。
そういう意味でも、ここ数年が正念場だと思います。
楽天関係者で詳しい人いたらコメントください。