管理人です。
認可保育園には国や自治体から助成金が支払われます。
それに親御さんからの利用料を合わせて運営しています。
国としては助成金の8割程度を人件費に充当させるのが適当と
されています。勿論、今回のコロナでの休業時も支払いはされています。
にも拘わらず保育士に休業補償しないケースが目立ち国会でも問題になっています。
更に調べると本来の用途とは異なる助成金の利用が目立ちまして、
何と、本来8割程廻す筈の人件費に3-4割程度しか廻さない園が多いそうです。
と言う事は保育士さんたちの低い給料は保育園運営会社がパクっていた事が原因のようです。
早速、国会でも問題になり是正措置が取られたようですね。
ですが、そもそもは規制緩和の責任も大きいです。
本来は限られた用途の助成金が株の配当金にも使えるように用途の大幅な
緩和があったようです。
つまり、「運営会社の株の配当にも利用できる。」
保育園経営の法人などは小規模の同族会社も多く、実質的に経営者家族に
「配当」という形で助成金を懐に入れる事が可能となっていたのです。
保育園運営というと何となく社会貢献的な感じも見受けられますが、
蓋を開ければ巧妙な税金詐取の仕組みもありそうです。
以前も、保育園運営すると土地を購入・借上げをして建物を建てずに
国から助成金・補助金を貰っていた輩が週刊誌で取り上げられていました。
しかも巧妙なのは全くやらないのではなく、1つは実際に運営し残りの
4候補地程度がそのままの状態だったようです。
国の補助金制度はきちんと管理されれば有用な物も多いですが、弊害も多々あり
きちんと精査したり事後チェックしないと不正が横行します。
原資はあくまで税金なのですから行政側は性善説ではなく、「性悪説」
を基本にしっかりと取締りして欲しいですよね。
何か有りましたらコメントください。